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最近の研究紹介(分析化学研究室)「光圧によるナノ小胞の高効率捕集」

記録日 : 2018年05月28日 | 更新日 : 2018年05月29日 [NEW]

身体を構成する細胞が小胞を放出することは古くから知られていましたが、細胞の老廃物であると考えられていました。ところが近年、細胞が放出する数十~数百ナノメートルの小胞は、生体内の機能制御や情報伝達の役割を担っていることが明らかとなってきました。がん細胞が放出する小胞は、がんの転移に関連し、分子マーカーとして利用できる可能性も報告されています。

そこで私たちの研究室では、レーザー光により発生する光圧を利用して、小胞を捕集する技術を開発しています。光が物体に当たり運動方向を変えると、その反作用が物体に働き、この力を光の輻射圧(あるいは光圧)と呼びます。動画はレーザー光を用いて数マイクロメーターのポリスチレン微粒子を捕捉する様子を示しています。私たちは、この力を利用して1マイクロメートル以下の小胞を集めることに成功しました(Fig. 1)。また、金のナノ粒子を添加すると小胞を短時間で捕集できることを発見しました[1]。現在、金のナノ粒子が捕集効率を向上させる機構の解明に取り組んでいます。

References

  1. M. Kuboi, N. Takeyasu, T. Kaneta, ACS Omega, 3, 2527–2531 (2018).
    DOI: 10.1021/acsomega.8b00033.

Movie1. (link) レーザー光がポリスチレン微粒子を捕捉する様子 レーザー光の照射部分に微粒子が捕まります。

Fig.1. レーザー光による小胞捕集の様子 レーザー光の照射部分に小胞が集まります。

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